自己紹介

こんにちは!freegianの佐久間です。

初回の投稿は「役員陣の自己紹介」と「我々の思い」について触れようと思います。

東山は以前、「AriKiriMedia」にて取材していただきました。
東山の経歴や人柄について非常に良くまとめてくださっています。下記URLよりご覧ください。
若手起業家の告白No.02|好奇心に従って生きる。元ヤフー天才エンジニアの次の挑戦

今回のメインは筆者である佐久間の自己紹介です。
こういった記事を書いたことがない為、どのように書いたら良いものか非常に悩みながら書いています。

以下では、「佐久間の簡単な経歴」や「起業に至るまでの経緯」、「大切にしている考え方」について触れようと思います。


経歴

まず、簡単な経歴の紹介です。1992年、茨城県日立市に生まれました。
小学校から高校までバスケに打ち込み、勉強にはほとんど力を入れていませんでした。
大学生時代は、基本的にアルバイトして遊んでを繰り返していました。

大学卒業後、中小SIerに就職し、受託開発に携わったり、SESで客先常駐という形で働いていました。
優秀なマネージャーやアーキテクトの下で、みっちりご指導頂いていました。

システムエンジニアとしての基礎を身に着けた後、ヤフーに転職し、
1年半の間、飲食店予約サービスの運用・保守開発を担当していました。
その中で、アーキテクトやマネジメントも経験しました。
その後、ヤフーで知り合った東山と、freegianを創業するというのが簡単な私の経歴です。


創業に至るまで

非常にありがたいことに、ヤフーではアーキテクトやマネジメントなど、幅広く様々なことを経験させて頂きました。
当時、私と東山のリーダーだった秋山さんには、(良かれと思ってではありますが)ワガママばかり言っていました。
この場を借りて、深く感謝申し上げます。

私と東山は、同じ時期に中途入社し、同じチームに配属され、かつ年齢も近かった為、
よく色々な課題に対して議論していました。特に盛り上がった議題は「組織」についてでした。
私達の議論のゴールは常に「如何に事業成果を多く出せるか」だったのですが、
そのためには「組織構造・組織文化」が非常に重要だと考えていました。

当時、我々が所属していた組織がとっていたのは「職能型組織 × ウォーターフォール開発」の世界でした。
1つのプロダクトを作っていくにあたって、デザイン部があり、エンジニア部があり、マーケティング部があり、
プロジェクトごとに各部署から人が派遣される形で開発が進んでいました。

そのような組織構造の中で、共創を促進していこうとすると「組織の情報設計」が複雑になってきます。
当時は各プロジェクトごとにプロジェクトマネージャーが色々と工夫をしていたのですが、メンバーは複数のプロジェクトを掛け持ちだったり、
調整するステークホルダーが複数いるため、コミュニケーション不足が常態化していました。
また、案件は上層部が決めた案件が機械的に降りてくるだけな上、どの案件をどのように進めるかはマネージャーのみが参加するミーティングで決まる為、役職者でないメンバーは何故この施策をするのかへの理解が不足していたように感じます。

こういった組織は完全分業制の為、一度やることが決まった後のスピードが早いのがこういった組織の良い点だと思うのですが、
私達はこのような体制がプロダクト開発に適しているとは感じられませんでした。
プロダクト開発は非常に不確実性の高い仕事だと思います。
何がユーザーにとって良いのかは実際にユーザーに聞いてみる(機能をリリースする)まで、分からないことが大半です。
アジャイルという開発手法が好まれるのは上記のような背景からだと思います。

ウォーターフォールとアジャイルの二元論は良くないと思いますが、
私達はプロダクト開発における不確実性への対処法の1つとして、「職能横断型組織 × アジャイル開発」が適しているのでは考えています。
当時は提案もしてみたのですが、人事評価が難しいということで採用されませんでした。
ヤフーほど大きな会社になると組織構造を変えることは非常に難しかったのです。

そのような状況の中で、大きな会社の組織を変えることへの難しさを感じ、フラストレーションを抱える中で、
我々が思う「最高のチーム」を自分たちで1から作ったら面白いのではないかと考え、創業しました。


会社に対して大切にしている思い

「最高のチーム」を作りたくて、創業した私達ですが、大切にしている思いがあります。
それは「優秀なクリエイターに楽しんでほしい」です。ここで指すクリエイターとは、「エンジニア」、「デザイナー」のことです。
これを実現する為に以下のような軸が必要かと考えています。

プロダクトファーストであり、ユーザーファーストであること

市場の既成概念に囚われず、真にユーザーのことを考えたプロダクトづくりをしていきたいと考えています。

マネージャーはサーヴァントであり、主役はクリエイターチームであること

マネージャーはメンバーをコントロールするのでは無く、メンバーの才能を引き出すような仕事をしてほしいと考えています。

すべての情報はオープンかつアクセスしやすいこと

事業戦略や財務情報など、事業に関する全ての情報を開示することによって、クリエイターの創造性を事業全体に発揮して欲しいと考えています。

事業に関わる全てをデータモデリングを中心に考えること

我々は事業において、重要なのはデータドリブンではなく、データモデリングであると考えます。
データドリブンにおいてのデータはデータモデリングによって生み出されるからです。

クリエイターはスマートクリエイティブであること

技術を事業に活かせるのはクリエイターだけだと考えています。
クリエイターは、常に学び続け、世の中に新しい価値を提供することに意欲的な人材であることを欲しています。


補足

誤解がないように一応書いておきますが、ヤフーは非常に良い会社です。
エンジニアをとても大切にしてくれますし、非常に優秀なエンジニアの方も多数いらっしゃいます。
先日、久しぶりにお邪魔したとき、我々が当時いた部署は職能横断型組織になり、よりプロダクト開発スピードは加速していました。

非常に大きな組織ですので、事業に関する全てをやりたい!という我々のような考えの人には物足りなく感じるかと思いますが、
様々な職種の優秀な方々と一緒に仕事が出来るというのは、とても貴重だと思います。


最後に

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
現在は、弊社では上記のような思想を元にした、プロダクト開発支援ツールを設計・開発しています。
利用技術は、以下の通りです。

  • フロントエンド: Electron × Nuxt × Typescript
  • バックエンド: SpringBoot × Kotlin(& Groovy)
  • インフラ: AWS × k8s
  • 設計: フロントエンドはアトミックデザイン、バックエンドはドメイン駆動設計

プロダクト開発を本気でサポートしようと考え、色々と試行錯誤しながら開発しています。
ご興味のある方は下記までご連絡ください。
[email protected]